マカに含まれるアスパラギン酸
マカには9種類の必須アミノ酸すべてをはじめ、非必須アミノ酸も多く含まれています。アスパラギン酸は、マカに含まれている非必須アミノ酸のひとつです。どのような働きを持っているのでしょうか。
アスパラギン酸の働き1・エネルギー生成を促す
筋肉などを動かすためのエネルギーは、クエン酸回路によって生成されています。細胞内のクエン酸がさまざまな物質を経て元のクエン酸に戻るまでに、エネルギーを放出するというものです。体内のエネルギーは糖質と酸素によって生成されていますが、そのプロセスこそがクエン酸回路なのです。
アスパラギン酸は、このクエン酸回路を活性化させる働きを持っています。クエン酸回路が活発に働いてくれれば、体内で生成されるエネルギーの量が増え、スタミナアップや疲労回復に役立ってくれます。
アスパラギン酸の働き2・アンモニアの解毒
腸内で悪玉菌が生成するアンモニアは、体にとって毒になります。血中のアンモニア濃度が上昇すると脳神経に悪影響を与え、鬱病に似た状態になってしまうこともあります。
アスパラギン酸には、アンモニアを無毒化してくれる働きがあります。アンモニアは体に害のない尿素に変えられて、最終的に尿によって体外に排出されるようになっています。アンモニアを尿素に変える際に、アスパラギン酸が使用されるのです。
アスパラギン酸の働き3・体液の状態を整える
病気や疲れなどで体調が崩れているときは、カリウムやマグネシウムが細胞内から出ていくため、体液のバランスが崩れています。アスパラギン酸は、カリウムとマグネシウムを細胞内に運び込んでくれる働きがあります。これによって体液のバランスが良くなり、体調が次第に良くなっていくというわけです。
アスパラギン酸は、パワーアップというよりも、体調を整えてくれるタイプのアミノ酸です。体調がイマイチ優れないと感じているときには、マカに含まれているアスパラギン酸で体調を整えましょう。